人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「忘却」

何にでも驚く単純な魂よ、
今朝、ある妖精の手が、
この沈黙と認可との賜物を、
一輪の花のように、おまえの額の上に置く。

この笏には主張もなければ、重さもない。
それは軽い金剛石でできている。
時のささやきは静まって、
おまえの子供らしい夢のなかですべてのものが忘れ去られる。

死滅する薔薇も、再生する薔薇も、
すべてが同じ夏の同じ薔薇だ、
違うように見えても、
つねに楚々たる点において変りはないのだ。

雲一つなく晴れ渡った青空のように、
生命はそれだけで魅惑であり、
日々、年々、
絶えざる驚きの連続である。

生命はめざめ、眺め、まばたきする。
曙が生まれ、すべては清新の気に充ちる、
すべては若々しく、笑い、歌い、光り輝く、
まるで水から上ったばかりの少女のように。