人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「不安な女」

おまえが私を招いてくれる夢のほうへと、
私はいま道をたどりつつある。
手探りで進むしかないけれども、
私の魂はふるえ、私は立ちすくむ。

私は青い帳の下をゆき、
頭上には薔薇の花が懸っている。
天使が待ってくれているのは知っている、
しかし私は目を上げることができない。

太陽の接吻が私の肌をかすめる、
目蓋の下から私はそれを眺める。
すぐ近くでは海が歌を歌ってくれる。
なのにどうして私は泣いているのだろうか。

ああ、幸福よ、私を迎えにきてくれた者よ、
どうか、私がそこで生まれ、
そこで死にたいと思っている、
あの暗くて寂しい庭の蔭へ私を帰しておくれ。

そこでは、静寂のなかで、
私が愛するすべを心得た夢がいまなお残っている。
幸福よ、今日のこの日まで私が幸せではなかったことを、
どうか私が知らないままにしておいておくれ。

私の顔からおまえの顔と腕とをのけておくれ、
そして、お願いだから、もう少しのあいだ、
私がおまえに似つかわしくないことを、
私の魂が知らないままにしておいておくれ。