2020-04-16 羞明 明るさが私はこわい、 白さは私をおびやかす、 なぜならあの黒い星がよく見えるから。消えてはまた現れる あの気まぐれな星は、 流星か、恒星か、 はたまた小惑星か、 そもそも実在するものか、 それとも現象にすぎないのか、 吉祥か、凶兆か、 それはだれにもわからない。実在にまれ現象にまれ ただわが眼の外に逃れ出よ、 憂鬱の黒い星よ、 わが羞明の彼方に遁れ去れ。