人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「イン・メモリアム」

エフライム・ミカエルの墓前に


心をひとつにして膝まづき
祈りを捧げる使徒のように、
われらはここに居並ぶ、
きみはそのさなかに居たまう。

ああ、静けさ……われらの歌の蔭より
ひとつの声が立ち昇り、
われらのあいだに夢のように、
香のなかの燠のように拡がる。

その声は山々の
白い頂を統べる光のよう、
谷間の薔薇はことごとく
われらの祈りに混じりあう。

その声はわれらをひとつにし、
その波と響きとは
われらの死すべき声を
黄金の不壊に包みこむ。