人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

子守女に贈る歌(ヴァン・レルベルグ)

私がおまえのことで覚えているのはごく簡単な讃美歌だけだ。
よき天使の翼のように、
玩具の思い出とともにある子守女よ、
大切な魂よ、いまここで、
松の木の下の墓の前に
寂しく腰をおろし、
遠く地平線の彼方に美しい秋の夕陽を見、
美しい一日の終りにおまえのことを想うとき、
おまえは天国にあって、慈愛と微笑と
祝祭との歌詞を覚えているだろうか、
おまえが優しい腕で私の頭を抱いて
歌ってくれたあの歌詞を。
大切な魂よ、聴いておくれ、
おまえが私に歌ってくれた歌を聴いておくれ。
私はそれをいまでもぜんぶ覚えている。
それは悦ばしい歌で、いつもうっとりするような魅力がある、
そして、かつて私の揺籃を揺すってくれたように、
今度はこの歌がおまえの永遠の休息をやさしく揺するのだ。