人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「面を覆へる者の如くして」

なぜおまえは古ぼけた夢想ともども
過去から立ち現れるのか?
私がまだ存在しない前におまえが夢みたことが、
いったい私に何の関わりがあるというのか?

死んだ者たちの灰をかき起してはいけない。

私の若かったころの歳月、
それはいまの私の思考には、
自分の髪の甘やかな重みや、
愛がそれに結わえつけた花々ほどの重みすらないのだ。