人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「印(おしで)のごとく」

あなたの心の上にこの身を委ねよう、
海の上の春のように。
不毛な海の平原では、
急速な風のせいで、
光の花以外の花は
育たないのだ。

あなたの心の上にこの身を委ねよう、
海の上の鳥のように。
波と空間との永遠のたゆたいのなかで、
鳥はその疲れた翅を
休めるのだ。