人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「没薬の汁わが指よりながれて」

私のおののきにあなたの手を延ばして下さい。
それは私のモヘアの衣装、
それは没薬の、香油の、
安息香の衣装。
私の全身はこれで塗られ、
私の腰はこれにて撓んだ。

さらに私を覆うものといえば
金色の毛髪だ。
それは太陽、私はその光のなかにやって来た、
それは太陽、私はその光のなかで素裸だった。