ヴァン・レルベルグ「輪舞」
あなたの丸々とした手をわたしの手に取らせて、
わたしの手にあなたの薔薇色の丸々とした手を。
さあロンドを踊りましょう。
わたしの唇は丸い、わたしの胸も丸い、
酒盃や葡萄の房のように。
さらさらした金のような長い髪に
わたしは薔薇の花冠を載せた。
あなたの薔薇色の手をわたしの手に。
深々とした夜のお月さま、
明るい朝のお天道さま、
わたしのあらわな腕、ブロンドの巻き毛、
わたしの口づけ、それからわたしの心、
この世でとびきり美しいものは
丸いもの。
さあロンドを踊りましょう。