人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「われは睡りたれどもわが心は醒めゐたり」

私の胸の上で私の手が眠っている、
遊びと錘竿に疲れた私の白い手、
懐かしい恋人のような私の手は、
まるで水の底でまどろんでいるかのよう。

つらい、やくたいもない苦役から遠く離れて、
この私の美の玉座に、
楚々たる女王然と居座って、
私の手は王国の夢を見ている。

こうして一人で、ブロンドの髪を頭に巻いて
目を閉じていると、私はやはりかつてと同じく、
世界を掌に収めた子供であり、
百合の花を手にもつ乙女なのだ。