人もすなる象徴詩といふものを

われもしてみむとてするなり

ヴァン・レルベルグ「愛の起るときまでは喚び起すなかれ」

この子が目を覚ましたとき、どんな歌を歌ってあげたらいいだろう?
ごらんなさい、目をとじて
微笑みながら夢みている様子を。
この子の考えに、どんな声で接してあげたらいいのか?

この子を取り巻いているものを、
どんな愛の名前で呼んだらいいのか?
この日、私たちの小さい妹を、
どんな愛の名前で祝福してあげればいいのか?

いや、何もいわないほうがいいだろう、
それよりこの子が頭に描いている思いのとおりに、
彼女のまわりに輪になって、
めいめい百合の花を手にもち、じっと座っていることにしよう。